K-sukeの生理学×心理学×経済学

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悪態で説得力が上がる!? by 北イリノイ大学

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どうも、K-sukeです。

 

最近明らかに無意味な課題ばかり

出してくる英語教師がいてイライラしてます。

そう言えば"イライラ"って片仮名で

表記するより、漢字で"苛苛"って表記する方が

苛立っている感じが伝わりませんか?

 

唐突に悪態をついてすみません。

実はスピーチの中に悪態を混ぜることで

説得力が上がるという研究結果があるんです。

面白いですよね。

この研究は北イリノイ大学

心理学者チームによって調査されたものです。

どんな研究だったのかと言うと、

まず、研究チームは

 

『侮蔑的な表現を用いて主張したとき、

   発言者への信頼性が増し説得力が

   高まっているのではないか』

 

という仮説を立てました。

次に、それを立証するため、

 

『"大学の授業料を下げるべき"という主張の

    5分間のスピーチビデオを学生ボランティアに

   見てもらい、"発言者の信用度"、"主張の説得力"、

   "自分の意見"を答えてもらう。

   このとき、学生ボランティアは2つに分かれ、

   "damn"という軽度の侮蔑語を用いたスピーチと

   そうでないスピーチのどちらかを見せる。』

 

という実験内容で調査が行われました。

すると、前者(悪態混じり)のスピーチの方が

説得力は高く、賛同者も多く、信用度は落ちない

という結果になりました。

ほどほどなら悪態をついても

信用は下がらないって不思議ですね。

考えてみましたが、ホリエモンこと

堀江貴文さんは中々に過激的なことを

言っていても世間には広く認められていますよね。

これも悪態の効用が含まれているんでしょうか。

 

冒頭の私の主張は一例ですし、

共感されたかすらも分かりません。

しかし、悪態を利用するときは

基本的にデメリットがない、もしくは少ない

主張でないとなりません。

"授業料を下げるべき"という主張の場合も

学生ボランティアにとって反対する

理由はありませんからね。

 

これはリチャード・スティーヴンズ

(Richard Stephens)氏の考察ですが、

説得力が高まったのは悪態によって聴衆の

情動を強く揺さぶったためなんだそうです。

 

もしスピーチやプレゼンをする機会が

あれば、この研究を思い出して真似て

みると意外な結果に繋がるかもしれませんよ。