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【中高生必見】集会中の立ちくらみは防げる!?原因と対策

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集会中、先生の長々しい話の途中で

 

ふらっ...

 

となって倒れてしまい、

周囲の注目を浴びながら

先生に運ばれる...

 

そんな悩みを抱える中高生の方に

向けて記事を書きました。

もちろん、学生さんでなくても

困っているのなら役に立つはずです。

対策だけ今すぐにでも知りたい方は

3枚目の画像の下までスクロール

しちゃってください。

 

そもそも、目まい・立ちくらみ

なぜ起こるのでしょうか?

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集会で立ちっぱなしのとき、

体内の血液は足の辺りで停滞して

内蔵には酸素や栄養が行き渡らなくなります。

酸素や栄養が届かないと内蔵は

機能しなくなってしまいます。

それを防ぐために体の抹消(指先や足先)の

血管が収縮して重力に逆らって

血液を送り出します。

この役割を促進するのがコルチゾールです。

 

ここまでは健康な人も同じです。

 

このコルチゾールは起床の3時間前から

分泌され始め、起床するタイミングで

しっかり働くようになっています。

この機能のタイミングが

何らかの原因でズレてしまうと

起きたときや朝礼などで血流が足りず、

立ちくらみを起こしてしまうのです。

 

朝起きたときは

ゆっくりと動き始めることによって

対策することができます。

しかし、集会ではそうもいきません。

 

そもそも、

立ちくらみのピークは

中高生である年齢の頃というのは

ご存知でしょうか?

中高生の頃と言えば思春期です。

思春期には性ホルモンが急激に分泌され

身体の一部の成長を促します。

しかし、性ホルモンは

血液を流すのに大切なコルチゾール

働きを阻害してしまうのです。

これが、立ちくらみが中高生に

多く現れる真相です。

このような症状を「起立性低血圧」、

もしくは「起立性調節障害」と言います。

 

起立性低血圧は特に女性に起こりやすいのです。

それは、女性ホルモンであるエストロゲンには

脳を覚醒させる脳内物質ノルアドレナリン

分泌を抑える効果があります。

それによって起床後の脳が

ちゃんと働かなくなってしまいます。

つまり女性は男性よりも朝が大変です。

男性はこの事をしっかりと理解しておきましょう。

 

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では、肝心の立ちくらみの対策です。

体内の調節機能を正常にさせる、

つまりは寒いときに血管を収縮させて

暑いときに血管を弛緩させるという反応を

体が無意識にできるようにします。

言わばトレーニングですね。

 

1.入浴後、冷水を足下にかける

2.すぐにお湯をかける

 

これを3回ほど繰り返します。

 

暖房やクーラーに依存した身体に、

刺激に対して血管がどう反応するのかを

教え込む訳ですね。

ちなみに 1.の過程は日光を浴びた後に

コップ1、2杯の冷水を飲むという動作に

代えても良いようです。

また、ウォーキングランニングといった

有酸素運動も効果があるそうです。

ぜひ試してみてくださいね。